ヘイトギブユー

投稿日:2019年10月 4日|最終更新日:2019年10月 5日
ヘイトギブユー
タイトルヘイトギブユー
原題THE HATE U GIVE
製作年2018
アメリカ
監督ジョージ・ティルマンJr.
出演者アマンドラ・ステンバーグ、レジーナ・ホール、ラッセル・ホーンズビー、K・J・アパ、コモン

ヘイトギブユーのネタバレありレビュー

押尾のレビュー

アメリカで黒人として生まれてくること、生きいくこと、そしてひとりの人としての大切さや難しさ、素晴らしさを全て表現したのがTHE HATE U GIVEです。

映画冒頭のシーンで、父親から黒人で生まれてきたなら絶対に知っておくべきことを教えられます。ここでまず衝撃を受けました。警官には絶対に逆らってはいけない、手は見える位置に置くこと、聞かれたこと以外は無駄な話はしない・・・。

この教えを守り続けてきた主人公の女の子スター。高校では白人の多い安全な場所にある高校へ通わされ、住まいは黒人コミュニティー。ふたつの世界を行き来し、自分もふたりが存在し葛藤があります。

そんな中、幼馴染が警官に発泡され死亡。

ここからアメリカで黒人が未だ生きにくい状況であること、声を上げることの大切さなど様々なドラマが進みます。

アメリカに住んでいましたし頭ではわかっていたことでも、この映画の冒頭、まだ子供にさえ自分が黒人でありどのような存在なのかを教える父親の姿とそれに従う子どもたちを見て刺さりましたし、後に白人警官による尋問なども衝撃的でした。

昔から問題提起されているテーマであり、また現代社会の人種の違うコミュニティーでの黒人本人の複雑な感情、同時に白人の感情などもまだ思春期の高校生たちの間の描写ではありますが垣間見ることができます。

主演のアマンドラ・ステンバーグの表情豊かな演技が素晴らしく、主人公がアマンドラ・ステンバーグでなければここまで評価が高くならなかったかもしれません。ちなみにTHE HATE U GIVEは映画界の多方面で絶賛の嵐だそうです。